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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで5人の先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
小杉英紀施術部部長

第119回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

平成24年4月25日

 

「必要十分」

皆さんこんにちは。廣戸道場の小杉です。

このところ、「子供(幼稚園児から小学生位まで)の動作」についての話題になる事が偶然にも私の周りで増えています。

数年振りに会った、学生時代の友人のお子さんが野球をしていて、色々と自分がいいと思っている方法やフォームを教えたら下手になった為、好きな様に動かさせたら、投げるボールは速くなり、打球の飛距離も伸びたよ、と話していました(もっとも友人は親父の面目丸潰れ、と苦笑いでしたが)。

表向きの方法論や技術論、また指導者の経験論に頼るよりも、身体の欲する本能を発動させれば動きやパフォーマンスも向上し、何より動きが「カッコいい」ものになるのです。

私自身も、先日3歳児の自転車の脱補助輪の練習のお手伝いをしました。

最初は何も考えずに自転車の後ろを支えて、走りながら頃合いを見て手を離す、という有りがちな練習をしていましたが、支えがなくなった途端にバランスを崩していました(時間にして30分位その方法で練習したでしょうか)。

で、よくよく見てみると、スタート時点で、片足はペダル、もう一方は地面に着地してサドルに座っている状態が、ちゃんと「立てて」いないのです。いわゆる上半身が傾いた「軸の無い」状態でした。

そこで「ペダルと地面に足を着いたら、身体を真っ直ぐにして、顔とお腹が真っ直ぐに前を向けた、と思ったらペダルを漕いでごらん」と伝えました。もちろん私は自転車を支える事はしていません。

すると、

一発目で普通に真っ直ぐ走り出したのです。しかも教えてもいない左折をして、何事もなかった様に元の場所に戻ってきました。あまりの「ハマり」様に私が一番驚きました。

小学生までの子供には、好きな様に気持ち良く動かせてあげる、そうする事により動く事の楽しさを体感させる、あとは楽しい、と感じた事はいつまでもし続ける「子供の特性」に任せておけば勝手に上手くなると思います。

ただ一つ、大人がアドバイスするとすれば「ちゃんと立つ」事だけな気がします。

ほんの少しの歴史しか無い「科学」より、生命が数億年かけて育んできた「本能」の方が、能力を引き出す術は圧倒的に優れているのではいでしょうか。


 
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