「ピンニング」
今回のコラムは最近改めて感じている、
「ピンニング」の大切さについて書かせてください。
ご存知のない方のためにご説明をさせていただくと、
特定の箇所を、その場にピン止めをしたように、座標を意図して固定する事を「ピンニング」と呼んでいます。
例えばリポーズで、長座から片膝を抱え込む動作の時。
5ポイントの垂直軸を揃えて、
その上に頭が垂直に乗っている状態から、
耳孔を「ピンニング」する意識で膝を抱え込もうとする事で、全身が協応して抱え込む形になります。
止まってその場で安定している箇所をつくる事により、動くべき箇所が自然と動き出すのです。
「協応」とは動きが一連で全く無駄がない事と、力感がどこにも無い事です。
脳がその形になろうと動作の目的を
「思う」だけでその形になっている。
当然、その形から元の長座に戻る時も同様です。
そうすると自然と股関節が先に動いて、
膝と鳩尾が最短距離で近づくように抱え込むAタイプと、
膝が先に曲がって、股関節と足首が最短距離で近づくように抱え込むBタイプの、
タイプ別の動きの違いも勝手にあらわれます。
「動作目的を脳が設定した時に、
身体が自然に動いてそれを実現してくれる」
これが全ての所作や、スポーツやお仕事の「動作の基本」だと思います。
そしてそれは脳に余計なストレスをかけない事でもあります。
それが出来て初めて、刻々と変化していく現場の状況に対応するための準備が整う。
様々な生活環境や、人間関係、天候などの自然環境等、様々な形でストレスはかかってきます。
その中で健康的に生きていくためには、
まず自分自身の脳と身体の関係から。
今年も残すところ2か月程になりました。
「ピンニング」で脳を安定させて、
フットワーク軽く、ノンストレスを目指して過ごしていきましょう! |