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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長小杉英紀

第184回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

平成25年9月4日

 

「正々堂々?」

みなさん、こんにちは。

またまだ暑い日が続いていますが、体調を崩されてはいませんか?

さて、スポーツや格闘技など、特に対人競技において、相手との駆け引きは試合を優位に進め、勝利を掴むためには最重要ポイントとなります。

相手の意図を探り、癖や傾向、得手不得手を見極めて対策を立てる。

また、こちらの腹の中はなるべく悟られないようにする。

そのために事前にデータを集め、最善の策を講じて試合に挑むのはもはや常識的な事です。相手の長所を消し、短所を責める事が勝利への近道です。

ですので、私は基本的にスポーツは

いい意味での「騙し合い」だと思いますし、そこに面白味や醍醐味があると思っています。

フェイント、トラップ(罠)、意表を突く、奇襲攻撃、などなど。

極端な話が、相手の嫌がる事を考えてそれを徹底的に遂行しあう、のが駆け引きだと思います。

サッカーの世界には「マリーシア」という、和訳すると「ズル賢さ、狡猾な」という言葉があります。

綺麗事だけでは勝てないからね、というのがこの言葉の本質でしょう。

先日終わった高校野球の甲子園大会でも、二塁走者が捕手から出たサインを見て、味方打者へ球種やコースの伝達が行われていて、警告を受けた、というニュースがありました。

確かに、ルールで禁止されている以上、許されぬ行為ではあります。

「ただで見たものを教える」のは確かにアンフェアでもあります。

しかし、投手の癖や捕手の配球の傾向から次の球を予測するのは「読み」が当たったと褒められます。また、守る側もそれを逆手に取って打者や相手を出し抜こうとします。

逆に攻撃側の作戦として、ベンチから出るサインは守備側は見放題です。仮にサインを読み切ってスクイズを外しても罰則の対象にはなりません。

同様の行為でも立場によって是非が変わってしまう事自体は果たしてアンフェアにはならないのでしょうか?

「疑わしきは罰せず」がルールにおける基本的な考えです。

「確認しきれないからシロ」という概念から産まれた際たるものが、1986年メキシコW杯のアルゼンチンのマラドーナ選手の「神の手ゴール」です。

しかしまた、一瞬の出来事を人の目だけで判断するのは非常に難しい事ですから、判定にビデオやそれ専用の機器を開発し持ちいるのも、自然な流れかもしれません。

ただ、個人的には「限りなくクロに近くても、グレー若しくはシロ」のせめぎ合いの中で発展してきたスポーツの面白さも捨てがたいと思います。

ちょっとズルいかな?と感じる事も「上手く騙したなあ」と寛容な気持ちで見られると面白いのではないでしょうか。


 
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