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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部西澤正樹

第498回 一口コラム

今回の担当は
施術部 西澤正樹 です。

令和元年11月13日

 

「ジャッジ」

先日、世紀の一戦と謳われたWBSS決勝戦、井上尚弥vsノニトドネアがさいたまスーパーアリーナで行われました。
WBSSとは、各団体の世界チャンピオンやトップの選手を集めて、その階級の真の最強ボクサーを決めるための夢のトーナメント。
その8人の1人に日本人がいる事だけでも凄い事ですが、
井上選手は1、2回戦を圧倒的な強さで勝ち上がり、
決勝の相手は元5階級制覇チャンピオンのレジェンド、ドネア選手という事で、
2万席の客席は完売、
生中継の瞬間最大視聴率は20%を超えたといいます。

結果は11ラウンドに左ボディーで決定的なダウンを奪った井上選手の判定勝ちでした。

後日その一戦をWOWOWが再放送したのですが、なんとスタジオで井上選手自身が実況解説をするというスペシャル企画!

それが個人的には非常に興味深かったので、今回のコラムにさせていただきます。

入場時の井上選手は気合に満ちた非常に引き締まった表情をしていました。
その通り1ラウンドの攻防は想定していた通りの好調な出だしだったようです。
ただそれ故に少しの油断が生じたといいます。
第2ラウンドに警戒していたはずのドネア選手の必殺パンチ、左フックをモロに右目に被弾してしまいます。
この一撃で眼窩底を骨折し、最終ラウンドまでずっとドネア選手が2人に見えていたようです。
この一撃が全てを狂わせたと語っていました。

でもそこで井上選手が下した決断は、
①KO勝ちを狙わず確実にポイントを重ねていく事に作戦を変更。

②右目が効かない事を相手のセコンドに悟られないように、本来ガッチリ固めていたい右目に対するガードを、敢えて時々外す。

③目のせいで距離感に狂いが生じて、
カウンターの左フックを貰うリスクが高くなる。だから得意の右ストレートを敢えて封印する事。

でした。

勝ちに徹する。その為には、相手のセコンドまでも欺くし、自分の得意なパンチであっても捨てる。
それをあの闘いの最中にひとり決断し実行していた、という事を聞いて僕は思わず唸ってしまいました。

更に5ラウンドでは、今度は井上選手が強打を続けてヒットさせ、次のラウンドのKOに期待が繋がる場面を作ります。
生中継時のゲスト解説の元世界チャンピオン達も、「このチャンスを逃がさず6ラウンドは井上選手が一気に攻め込むでしょう」
と言っていました。

でもその6ラウンド、井上選手はそうしませんでした。
その理由は、相手が5ラウンドのダメージ回復の為に攻めてこないであろうと予測し、
倒しにいくのではなく、自身の右目や体力の回復の為のラウンドにすることを選択したためだと語っていました。
やはりここでも確実に勝つための方法を選択。

そして9ラウンド、今度は逆に相手にクリーンヒットを許し、「効いた、真っ暗になった」と語るように膝がガクンと落ちます。
自身キャリア初の効かされたパンチ、初のクリンチでのエスケープだったと語っていました。
でもこのクリンチも、あらかじめそんな展開になるかもしれないと予想して、繰り返し練習していたようです。

以前井上選手は語っていました。
「対戦相手を過大評価して想定した練習をしておくと、実際に対戦した時にはそれより弱いから余裕を持って闘える」と。

考えられる全ての事を事前に準備しておく綿密さと、試合中の軌道修正、決断力。
パンチ力やテクニックは勿論ですが、また更に井上選手の奥が見えた一戦でした。
ハングリー精神なんて言われますが、
強さに対する渇望と、
試合までの期間も、試合中も、どこまでも深く密度の濃い時間を過ごし、
更には即決する決断力。
どれを取っても正に成るべくして世界一になった選手なのだと改めて感じました。

来年以降はアメリカが主戦場になっていくようです。
ますます期待が膨らみますね!




 
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