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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部西澤正樹

第589回 一口コラム

今回の担当は
施術部 西澤正樹 です。

令和3年9月29日

 

「しっかりととらえる」

早いものでもう10月を迎えようとしていますね。
カラッとした過ごし易い陽気の日も多く感じます。
たまにはのんびりと草原に寝そべって流れる雲を眺めていたい、そんな気持ちに駆られる今日この頃です。

スポーツの秋という言葉もありますが、先日立て続けに格闘技の大きな大会が開かれました。
以前自分が競技をしていた頃は、どんな試合であっても割と熱心に観ていた気がします。
今はそこまでの格闘技熱や選手個人への思い入れがないので、純粋に試合の内容によって最後まで見入ってしまう試合もあれば、それほど興味が湧かない試合もあります。
その見入ってしまう試合にはどんな魅力があるのかと考えてみたら、2つ理由が見つかりました。

その1つは間合いです。
相手を殺傷出来る攻撃手段を持ち、それが出せる間合いで常に相手を捕らえようとしている事。
そこには相手が隙を見せた瞬間に、勝負が決するという緊張感があります。
更には相手の必殺の間合いに入る事にもなり兼ねない、というリスクも伴います。
そんな攻防には研ぎ澄ました真剣で切り合うような凄みが存在します。

2つ目はその選手の試合に賭ける覚悟が見える事です。
試合が決するその瞬間まで、片時も気持ちを切らさずに勝ちを狙い続ける姿勢です。
その選手のバックボーンを知らなくても、
試合に向けてどれだけの決意と努力で望んだのかがうかがい知れます。

どちらの場合も常に対戦相手をとらえて離さない、というプレッシャーをかけ続けています。
だからこそ観戦するこちらも目を離したら勝負が決する瞬間を見逃してしまう、という緊張感を覚えて、グイグイと引き込まれていきます。
逆にそうでない試合は、しっかりと相手に作用していない間合いでの動きが多いため、まるで1人で踊っているかのように見えてしまいます。
相手へのプレッシャーがかかっていないのです。

我々の実生活においても、人の心を感動させたり、身体によい変化をもたらすためには、
まずは対象をしっかりとらえる必要があると思います。
その関係性を崩さずに、更に2手3手と攻めていく事。
独りよがりにならないように、確実に対象に作用させる事。
そんな事の重要さを、勇気ある選手同士の果たし合いを観て、改めて感じさせられました。


 
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