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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長 小杉英紀

第630回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

令和4年7月27日

 

「続・投高打低 (私見)」

前回、近年巷(主にSNSや動画配信など)で言われているいくつかバッティング論への疑問を提示しましたが、その中でも

「体幹は動かさずに手(腕)だけで打つ」

というのを目にした時には衝撃的でした。論旨は「胸はホームベースに向けたまま(腕だけで)バットを動かす」というものだったと思います。
所謂昔から良くない打ち方の「手打ち」を推奨しているわけです。

「体幹主動」を主幹の一つに掲げるレッシュ理論の下で過ごしている身としては、何故そのような正しさとは「真逆」の考え方に及んだのかを考えてえてみたのですが、カギは「金属バット」にあるのではないかと思います。

木のバットより反発力の強く、芯の範囲が広く、折れにくい金属バットは、当たればそれなりに強い打球が打てます。だとすれば、

「バットのスウィングスピード(=打突の強さ)と打球の強さは比例する」

「多少芯からズレても打球の強さは保証される」

「芯以外に当たっても折れる心配がない(コストパフォーマンスが高い)」

これらが「金属バットの使い方」だとすれば、彼らがメインテーマに掲げている「強い打球を打つ」ためには、

「筋トレと食トレで体重を増やしてで腕っぷしを強くして」

「(複雑に見える)体幹を使うより、単純な腕の操作に特化して」

「バットに当たりさえすれば」

それは叶うということなのかなとおもました。

「体幹は止めて手で打つ」は極論としても、「バットを速く強くボールに当てる」ことがバッティングの主題にするのが最近の主流のようで、各地域の高校野球の予選を見ていてもその傾向は強いように思います。

技術の進歩で金属バットの性能も著しく向上し、飛ばないとされてきた軟式ボール用の「飛ぶバット」が開発されて久しいです。打った本人も含めて「今の(変な打ち方で打った打球)が外野の頭を越えるの?」という当たりを目にすることは少なくありません。

実際、球足の速く強い打球はヒットになりやすいですし守備側の打球の処理の難易度も上がると思いますが、目先の結果のために「バッティングの本質」ひいては「人体の本質」からはかけ離れてしまっているのではないかと思います。

次回は「人体と道具」の観点でさらに考えてみたいと思います。


 
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