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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長 小杉英紀

第678回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

令和5年7月19日

 

「打者の目的」

全国各地で夏の高校野球の地区予選が行われています。
猛暑や豪雨などの厳しい天候の中ですが、選手や監督やチーム関係者、またそのご家族の皆様が安全で健康的に試合に臨めることをお祈りいたします。

さて、野球における「打者の役割・目的」とはなんでしょうか?

打者心理としては
①「ヒットやホームランを打ちたい」というのが第一だと思いますしそのためにたくさんの練習をしていることと思います。

さらに考えれば、
②「良いフォームやスイング」で「良い当たり・強い打球」を打てたときに自他ともに「ナイスバッティング!」と感じると思います。

もちろんそれは野球というスポーツをする上で外せない楽しみのひとつですが、あまりにも②が目的となり過ぎて、競技やルール上の本質から外れてしまい、打った時の気持ち良さや見た目の綺麗さが「打撃の目的」に置き換わっているようにみえます。

例えば、「ヒットが出ればサヨナラ勝ち出なければ負け」の9回裏2死満塁の状況での結果が「完璧なフォームでいい当たりのサードライナー」で最後の打者か「体勢が崩れまくってバットの芯から外れたところで打ったポテンヒット」で殊勲者のどちらが良いか?と考えれば打撃の内容より試合結果を重視すれば後者の結果が正解になりますね。

そう考えると、「打者の役割・目的」は「試合状況を考えて最も自チームに有益な打球(飛距離、強弱)を最適地点に運ぶこと」といえると思います。
もちろん個人の能力や特性を加味しての判断になりますが、ホームランが必要な場面もあれば確実なバントが欲しい場面もあります。
さらにいえば、イチローさんは現役時代に、そのまま打ったら二塁ゴロになりそうな状況のときにあえてバットヘッドの出を遅らせてさらにボールの上を叩くことでショート前の「ヒットゾーン」にボテボテの打球を打っていました。

「綺麗な型」を求めるのは多くの日本人が持つ美意識や価値観だと思います。
ただ合理的で現実的な最適解としてはときにそうでない場合もあります。
サッカーでも強烈なギリギリ枠外のシュートよりも、当たり損ないでも枠内へ飛んだシュートの方が欧州や南米では賞賛されるといいます。
「状況(試合展開や投げられた球種やコースなど)に合わせていかに対応するか」をより重視することで試合を優位に進められる打撃が見えてくると思います。



 


 
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